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石田三成が大谷吉継の秀吉への諫言を制止したのは理由があった!

NHK大河ドラマ「真田丸」第20話「前兆」では、聚楽第落首事件が描かれてましたね。関白太政大臣となり、最高権威を手にした秀吉は罪のない人々の処刑を命令するという暴君ぶりを発揮。さすがの三成も秀吉に決死の諫言します。寧のおかげで三成はなんとか切腹は免れますが、史実では、これからも次々と狂気の秀吉の恐怖政治があるので、ドラマ「真田丸」で三成がどう対処するのか、そのあたりが注目です。


さて、今回は小ネタの豆知識になるのですが、今回の落書きの犯人捜しが難航する中、大谷吉継が
「余計な口を挟んですまんが、高々悪戯書きではないか。上に立つ者がいちいち目くじらを立ててどうする」と三成に疑問を投げかけます。

それに対して三成は「同じことを殿下の前で言えますか?」と吉継に返します。

吉継は「勿論」と答えると同時に秀吉に諫言しようと立ち上がります。

すると、あわてて三成が「申すべき時が来れば、私が申し上げます」と吉継の行動を制止します。

いつも沈着冷静な三成が大谷吉継の行動に、珍しくというか初めて焦った表情をみせました。


実はドラマでは描かれていませんが、実は1587年、九州征伐をしている時期に大谷吉継は秀吉に何かの諫言をして、謹慎処分になっています。石田三成は、秀吉の弟、豊臣秀長に謹慎解除のとりなしをして、時期は不明ですが謹慎がとかれます。

このような背景があるわけで、大谷吉継が、再び秀吉に諫言しようものなら今度こそ、切腹させられてしまうと三成は焦ったのでしょう。

おそらく脚本家の三谷さんは、この謹慎エピソードを知っていて、俳優さんに演じさせたと思います。

片岡愛之助さんが演じる大谷吉継ですが、沈着冷静で気配りができ、今回のように間違ったことにはきっちり秀吉に諫言しようとする姿にますます大谷吉継ファンが増えたのではないでしょうか。

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