いやぁ~ 真田丸の第5話「窮地」を見ての感想、何と言っても今回のMVPは、徳川家康御一行で
決まりでしょう!!
京都本能寺で、織田信長が明智光秀に謀反にあったことを知るやいなや、堺にいた徳川家康は、
明智勢の落ち武者狩りとの遭遇を回避するために、家臣数十名と伊賀越えルートで、
家康の領国の三河まで逃げ帰ったんですが、
ドラマでは所々で、徳川家康は半べそかきながら、山道を逃げるシーンはまるでコントのようで
笑ってしまいました。
伊賀国では、服部半蔵が迎えにきて、これで安心と思いきや冷静な口調で「急なことゆえ、
あちこち抜けております」といって「押し通します!」と半ばヤケクソで道中、駆け抜ける
シーンは面白かったですね。
途中、休憩で徳川家康と本田忠勝がおにぎりを食べながら、笑顔でイチャイチャしながら米粒を
取ってあげるシーンはなんだかほっこりしました。
その後に服部半蔵の「全力で押し通します!」のセリフの後の家康の諦めの表情で
「またか、、」のセリフにも笑いましたね~
さてさて、徳川家康の伊賀越えですが、そもそもなぜこのような事態になったかと言うと、当時、
信長と家康は同盟関係で家康は信長の招きで、わずかな家臣を連れて京に向かう途中堺で
明智光秀の謀反の報せを聞いたようです。
家康は、信長の死を聞いて取り乱し、京に上り松平家にゆかりのある知恩院に駆け込んで
自刃するつもりだったのを本多忠勝を初めとする家臣に説得され、三河に帰ることを
決めたようです。このシーンは真田丸のドラマの中でもありましたね。
伊賀越えに随行した家臣は、ドラマでは、本多忠勝と石川数正その他足軽数十名でしたが、
実際には徳川四天王をはじめとする重鎮34名だったようで、もし伊賀越えが失敗して家康一行が
全滅したら、今の日本は歴史が随分と変わっていたかもしれません。
真田丸のドラマでは、服部半蔵が道案内役で全力で押し通して、落ち武者狩りと交戦しながら
山道を走り抜けるシーンが何度かありましたけど、実際は随行した京都の豪商、茶屋四郎次郎が
武装した農民に金銭を渡して道を開けさせていたようです。
徳川家康は、この時の恩により茶屋四郎次郎を御用商人として取り立てました。
それから武田勝頼を裏切り、徳川家康の与力となった穴山梅雪も家康と一緒に堺にいて、
共に畿内の脱出を試みますが、家康とは別ルートを通り、土民に襲撃に遭い殺害されたと
言われています。まさに運命の分かれ道だったんですね。
ドラマも大体、史実どおりでしたが、穴山梅雪が「あんな奴(家康)と心中できるか!」といって、
林道に消えていき、そのまま土民に襲われるシーンもなく退場したのはなんともあっさりでしたね。
穴山梅雪を演じた榎木孝明さんをこういう形で終わらせるとは、なんとも贅沢なドラマです。
なんだかんだで、無事岡崎城に帰り着いた徳川御一行。諸説ありますが、本能寺の変が6月2日で、
6月4日の夜には岡崎城に帰り着いたと言われています。家康の安堵感の表情が
何ともいえませんでしたね。
ともかく命からがら伊賀を超えて自領に逃げ帰った家康ですが、真田丸で内野聖陽が演じている
徳川家康は、今までの狸おやじのイメージとは程遠く、臆病で小心者のようなイメージです。
ここからどのように戦略を立てながら天下人となっていくのか楽しみです。
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